低用量ピルは毎日飲むことで効果が現れる薬です。
しかし、飲み忘れてしまうなんてことは、良くあることですよね。
特にまだピルを飲む習慣が身に付いていない飲み始めには、飲み忘れはどうしても起こってしまいがちです。
飲み忘れた際に心配なことは、飲み忘れたことでどうなってしまうかですよね。
2日以上飲み忘れしまった場合、妊娠や生理はどうなってしまうのでしょうか?
ピルを飲み忘れた際に気になる効果について、詳しく見ていきましょう。
目次
ピルを飲み忘れた、2日以上の場合はどうなるのか
では、ピルを2日以上飲み忘れた場合、効果はどうなってしまうのでしょうか?気になる妊娠と生理について、詳しくお話していきます。
ピルを2日以上飲み忘れた、妊娠にどう関わるのか
ピルを2日程度飲み忘れても、すぐ妊娠しやすくなるという訳ではありません。
しかし、注意したいのは、飲み忘れた期間が休薬期間や休薬期間明けにかけて飲み忘れがあると予期せぬ妊娠のリスクが高まる点です。
ピルは排卵を抑制することで妊娠を防いでいるとされています。休薬期間中、卵巣の中では卵胞という卵子を含む細胞が排卵に備えて成長しています。このため、休薬期間中や休薬期間明けにの新たにピルの摂取が行われるまで、排卵が起きる可能性が高まっています。
ピルを2日以上飲み忘れた、生理はどうなるの
ピルを2日以上服用しなかったからといって、すぐに生理が来ることはありません。
ただ、2日以上飲み忘れてしまった場合は、体のホルモンバランスが揺らぎ、生理以外の出血が起きる可能性があります。
2日以上ピルを飲み忘れた場合の対処法は
ピルは毎日飲まなければならない薬ですが、どうしても飲み忘れてしまうこともありますよね。もし、2日以上飲み忘れてしまった場合は、どうすれば良いでしょうか?
ピルを2日以上飲み忘れた場合どうする?
飲み忘れに気づいた日の錠剤(飲み続けていたら飲んでいるはずの錠剤)を1錠なるべく早く飲みましょう。それ以降の分のピルは予定通り飲みましょう。
ピルを2日以上飲み忘れた、いつから効果が戻る?
ピルを2日飲み忘れてしまった場合の、避妊の効果は低くなってしまいますが、連続で7日間服用すれば、避妊効果は戻ります。
そのため、その期間のうちはピル以外の避妊を必ず併用しましょう。
ピルを2日以上飲み忘れた、妊娠しないためには
最後に、ピルを2日以上飲み忘れた際に妊娠しないために気を付けたいことについてです。もし、飲み忘れてしまっていて避妊に失敗した場合、アフターピルは必要なのでしょうか?
ピルを2日以上飲み忘れて、避妊に失敗してしまった。アフターピルは必要?
もし、2日以上ピルを飲み忘れた場合、避妊に失敗した際はどうすればよいでしょうか?
服薬の周期によって対応が異なります。
休薬期間が明けた第1週目で性行為があった場合には、アフターピルの服用など、緊急避妊を検討する必要があります。
第2週目で飲み忘れがあった場合には、飲み忘れがあるより前に7日以上連続してピルを服用している場合には特別避妊のために対応を取る必要はありません。
第3週目で飲み忘れた場合には、休薬期間を設けず(プラセボを飲まず)次のシートの服用を初めてください。
まとめ
ピルを2日以上飲み忘れた際の、避妊の効果や対処法などについて詳しくご紹介しました。また、気になる飲み忘れてしまった際に、避妊に失敗した場合の対処方法についてもお話ししました。
毎日服用する薬だからこそ、飲み忘れは付き物です。
気を付けておきたいのは、ピルを服用しているからといってピル以外の避妊をしなくても良いということではありません。望まない妊娠を避けるためにも、ピルを服用していても避妊は必ず行いましょう。
もし、ピルを飲み忘れてしまった場合でも、しっかりと対処すれば体に大きな影響はありません。対処方法を知っておいて、いざという時でも慌てないようにしましょう!
参考文献: