この記事では、このピルを用いた後に継続服用をやめてしまったらどんなことが起こるのかについてご紹介いたします。
目次
ピルをやめた後、生理はいつ来るのか?
ピルをやめた後、どのくらいで生理が来る?
薬の種類や、体質によって差がありますが概ね1ヶ月〜3ヶ月程度で月経があります。
国内の臨床研究の結果では低用量ピルをやめたあとで、1ヶ月以内に月経が再開した人が2割〜3割程度でした。また90%以上の方が低用量ピルの服用を中止して3ヶ月以内に月経が再開したと報告しています。
ピルをやめた後、生理が来ない
ピル服用前に生理不順の場合は、やめた後も生理が来ない場合も
ピルをやめた後にも関わらず、生理が来ない主な原因として、生理不順と妊娠、その他の服用している薬による影響の可能性が挙げられます。
生理不順の場合には、もともと生理のリズムが乱れており、ピルの服用をやめた後でも定期的に月経がないという場合がありえます。
ピルをやめた後、服用している薬の影響で生理が来ないことも
他に薬の影響の可能性として、抗うつ薬や向精神薬などを飲んでいる場合に、無月経になることがあります。
他の生活要因として、ダイエットをしている方、スポーツ選手のように激しい運動を定期的に行なっている方などが生理不順や無月経になりやすいとされています。
ピルをやめた後に妊娠した場合
低用量ピルの服用をやめた後に排卵が起こると、性行為によって妊娠する可能性があります。
生理が予定日に来ない場合には妊娠の可能性があるため、生理予定日1週間後を目安に、妊娠検査を行いましょう。
妊娠検査薬で陽性が出た場合は、妊娠を望む、望まないに関わらず、自分の体を守るために病院の受診をするようにしましょう。
正常な妊娠か診察を受ける必要があり、早めの検査、場合によっては処置が必要となります。
ピルをやめた後の体への影響
ピルをやめた後、不正出血が起こる場合も
こちらも個人差がありますが、ピルをやめた後に不正出血が起こることがあります。
出血量や血の色の状態なども個人差があります。それによって現れる症状もさまざまです。
ピルをやめた後、妊娠率は上がる?
通常ピルをの服用を停止してから、3〜4ヶ月までの間に自然な月経と排卵周期に戻りますが、ピルの服用停止後には服用しない場合と同程度の妊娠確率になると考えられています。
ピルをやめた後、体調不良が続く
低用量ピルの服用をやめた、やめていないにかかわらず、継続的に体調不良が続く場合、かかりつけ医に相談しましょう。
ピルをやめた後、抜け毛やニキビへの効果は?
女性の抜け毛の原因は、女性ホルモンの1つエストロゲンの低下によるものと言われています。
ピルを服用していれば、エストロゲンが高い状態を維持することにもなるため、抜け毛は起こりにくくなると考えられています。
またニキビの場合には、男性ホルモンの過多による皮脂分泌などホルモンバランスが関係している可能性があります。
ピルを服用していたことで、女性ホルモンの1つエストロゲンの働きが男性ホルモンよりも高い状態を維持することになります。
ピルをやめてしまうと、再び元の生理周期に戻るため、生理が近くなると抜け毛、ニキビが起こりやすくなるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
女性の体は、ホルモンバランスの変動に影響されます。
体調不良を感じた場合かかりつけ医に相談しましょう。
[最終更新日:2023/05/16]