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アフターピルを飲んだのに、避妊に失敗するのはなぜ?

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アフターピルは、避妊をしなかった性交や、コンドームが破けるなど避妊の失敗の後に使用する緊急避妊薬です。

アフターピルを飲んだのに避妊に失敗する理由は、なぜなのかをご紹介します。

アフターピルを飲んで避妊に失敗することもある?

アフターピルはもしもの時に役立つ緊急避妊薬ですが、正しい用法を知らないでいると失敗することがあります。

アフターピルの失敗のケースを知ってアフターピルの正しい使い方を心がけましょう。

アフターピルの避妊の失敗する確率は?

リスクのある性行為を行ったときから時間が経つほど妊娠を阻止できる確率は下がっていきます。種類や服用する時期などによりますが、72時間以内に緊急避妊薬を飲んだ場合およそ84%の確率で妊娠が阻止できます。このため、妊娠阻止に失敗する確率は16%といえます。

WHOなどの調査でアフターピルには72時間以上経っても避妊効果があるとされています。避妊を阻止できる確率は時間経過とともに下降していき、72時間以上たった後の妊娠阻止率は63%まで下がります。

アフターピルを飲んでも避妊に失敗するのはなぜ?

一般的なアフターピルは、レボノルゲストレル(先発の商品名はノルレボ)という黄体ホルモン剤で、排卵を抑制して妊娠しにくくします。ノルレボがうまく作用しなかったり、妊娠が既に成立していたりする場合、効果を為さなくなるのです。

アフターピルの服用のタイミングが遅くて失敗した

アフターピルでの避妊を失敗する理由には、アフターピルの服用のタイミングが遅いことがあります。

アフターピルは、一般的に72時間以内に服用することが推奨され、アフターピルの入手が間に合わずに72時間を超えてしまうと失敗の確率が高くなります

アフターピル服用後に嘔吐して失敗した

アフターピルを早めに服用したとしても、アフターピルの副作用で嘔吐し、失敗することがあります

服用2時間以内に嘔吐した場合、アフターピルに期待される効果を十分に得られない可能性があります。なお、服用後2時間以上経過してから嘔吐した場合には問題ないと考えられています。

アフターピルの効果が薄い人もいる?

アフターピルの避妊効果は体質や、月経サイクル、リスクのある性行為のタイミングなど、さまざまな要素に影響されます。

アフターピルとの食べ合わせや飲み合わせが悪かった

日常に使用している食品や薬の中には、アフターピルの効果を薄くしてしまうものがあります

アフターピルを服用する前や後に摂取してしまうと、72時間以内にアフターピルを服用しても避妊に失敗してしまいます。食べ合わせや飲み合わせの悪いのは、以下のものです。

〈食べ合わせの悪い食品〉

セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)…ハーブティーやダイエット目的の健康補助食品として市販されています。セイヨウオトギリソウとアフターピルを摂取するタイミングがかぶってしまうと、セイヨウオトギリソウがアフターピルの代謝を促進してしまい、期待した効果が得られない可能性があります。

アルコール…嘔吐を誘発する可能性があります。

〈飲みあわせの悪い薬(アフターピルの効果を弱める〉

抗けいれん剤(フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン)

HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、エファビレンツ)

結核症に用いる抗生物質(リファプチン、リファンピシン)

〈飲みあわせの悪い薬(アフターピルが既往症薬への効果を弱める)〉

抗血栓薬(フェニンジオン、ワルファリン)

アフターピル服用後に、避妊に成功したことをどう確認する?

アフターピルによる避妊が成功したことは基本的には次の生理があるまでわかりません。通常、次の生理はアフターピルを服用後、3週間以内にあるとされています。

アフターピル服用後3週間以内に生理が来ない場合は失敗の可能性が

通常、アフターピルを服用した女性の、80%が服用後の生理の予定日の前かもしくは2日後以内に、95%が生理の予定日の1週間以内には生理があります。

アフターピルの服用後に3週間を過ぎても、もしくは、予定日から1週間過ぎても生理がない場合は、避妊に失敗した可能性があります。しかしながら、アフターピルの副作用で月経と関係ない出血があったり、月経周期が乱れたりするので一概には言えません。

避妊にどうしても失敗したくない場合は?

避妊にどうしても失敗したくない場合は、低用量ピルを利用すると、飲み忘れなく毎日1錠飲み続けることで失敗率はおよそ9%となります。(医師の指導をきちんと守り、理想的な飲み方をした場合には0.3%まで妊娠確率を加工させることができる薬もあります。)

アフターピルを少しでも早く服用しよう

アフターピルは、72時間以内の服用が推奨されています。72時間を超えてしまうと全く効果がないというわけではありませんが、アフターピルが必要になってから時間が経つにつれて失敗率が高まってしまいます。

アフターピルは排卵を抑制したり、受精を阻止したり、着床を防いだりする薬です。排卵前であれば、多くの場合アフターピル服用後5日程度は排卵を抑えることができます。

アフターピル服用後に低用量ピルを服用すると効果が上がる

アフターピルを早いうちに正しい方法で服用すれば、その後に改めて性交をしても避妊効果が期待できるというのは間違いです。

アフターピルを服用してから5〜7日間は排卵を抑えているので受精しませんが、その間にまた性交してしまうと、また新しい精子が女性器内に侵入することになり、受精できる期間が延びてしまいます。アフターピルの効果が切れると排卵への活動が始まるので、避妊の失敗につながります。

また、アフターピルを飲んだあとに、性行為をすると妊娠確率が高まったという報告もあります。

アフターピルを服用した後、より確実に避妊の失敗を防ぐためには、普段から避妊効果の高い低用量ピルを服用する方法があります。

低用量ピルはアフターピルと同じようなホルモン剤ですが、休薬期間を設けながら毎日服用することで計画的に妊娠を回避する医薬品です。卵巣と子宮に作用するホルモンを成分とする錠剤で、排卵と子宮内膜の増殖を抑制します。

アフターピルは医療機関で処方されたものを服用しよう

アフターピルには、通販で流通しているものもあります。

しかしながら、その中には、成分が不十分だったり、逆に多過ぎたりするものがあります。また、本物の薬でない可能性もあります。アフターピルはできるだけ早く服用すべきですが、医療機関の処方を受けずに安易に通販で入手するのは避けましょう

また、アフターピルには飲むことにリスクのある人や飲んではいけない人のいる薬です。そうでなくても医療機関からの適切な説明なしでは、正しい服用方法がわからないため避妊に失敗したり、副作用の症状が強く出たり、最悪の場合は体を壊してしまったりします。

アフターピルは緊急時の対処ですが、手軽さを求めるのではなく確実性や安全性を考えて、医療機関を受診して処方してもらい、正規のアフターピルを入手することをおすすめします

まとめ

日本でも2011年にアフターピルが認可されています。

現在、アフターピルの入手には医療機関を受診して処方してもらわなければいけません。

望まない妊娠を避けるため、また、自分の体を守るために、アフターピルが必要な状況になったら正規で入手しましょう。

参考文献:

緊急避妊法の適正使用に関する指針 (平成 28 年度改訂版)|日本産科婦人科学会

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