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低用量ピルの副作用。病院に行く必要がある場合とは?どんな副作用が出るの?

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低用量ピルは避妊や、生理日のコントロールやPMS(月経前症候群)の改善、肌荒れの改善などを目的に処方される薬です。

低用量ピルを服用する際に副作用について気になる方は多いのではないでしょうか?

今回は低用量ピルの副作用のうち、どんな症状が出たら医療機関を受診するべきかなどについて解説しています、

低用量ピルを飲みたいけれど副作用が気になっている方や、低用量ピルを飲んでいて副作用が出てきた方はぜひ最後までお読みください。

低用量ピルの副作用について

低用量ピルの主な副作用は下記の通りです。

  • 下腹部痛
  • 乳房のハリ
  • 悪心(吐き気)
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • 血栓症

低用量ピルの副作用は基本的にはマイナートラブルとされています。

このマイナートラブルは、飲み始め1~3か月の間に起きやすく、その後はおさまって行きます。

そのため、副作用について判断する際は、服用し始めてからの長期的な経過を医師とともに見ていくことが服用時の前提になります。

ただ危険な副作用が全くない訳ではありません。低用量ピルを服用しているとどのような副作用が出る場合があるのか、医療機関を受診すべき副作用はどのようなものか、ご説明します。

【ピルの副作用】不正出血について

低用量ピルの代表的な副作用として、不正出血が挙げられます。不正出血とは月経ではない時期に出血することを指します。出血量や血の色、特徴には個人差があり、下腹部痛を伴うこともあります。

低用量ピルを服用し始めた頃に起きやすい症状とされていて、服用する人の2割が不正出血を経験します。

不正出血が止まらない。出血の色や量が気になる

低用量ピルを飲み始めてから不正出血が止まらない場合はどうしたらいいのでしょうか?

原因によって対処が変わります。低用量ピルが原因の場合には低用量ピルを飲み続け、経過観察をすることが多いです。

服用を継続することで不正出血が治ることが多いためです。特に服用初期の場合不正出血が起こりやすく、発現率が初めの28日では35.6%、次の周期では25.6%と減少していきます。

しかし、継続的な不正出血の原因は妊娠や悪性疾患である可能性もあるため、心配な場合には必ず医療機関で相談しましょう。

副作用が出たら病院に行くべきなのか

副作用が出たら大丈夫なのか心配になりますよね。

低用量ピルに関しては、飲み始めてから1〜3ヶ月ほど経った頃に比較的副作用が出やすいとされています。また出現した症状の全てが低用量ピルの副作用だと決めつけず、様々な可能性を考えてみることも大切です。

もしこの期間内に副作用が出現した場合、耐えられる程度であればもう少し経過観察してみるという対応も考えられます。しかしいつであっても耐え難いほどに症状が激しい場合、長期的な経過をみても長く副作用が続く場合は受診を検討してください。

また下で詳しく述べる血栓症とみられる症状が出現した場合は、関係なく直ちに医療機関を受診することをおすすめします。

低用量ピルの副作用、血栓症について

低用量ピルの重大な副作用に血栓症があります。血栓とは血液の塊のことで、血栓症は血管内に血栓が詰まってしまう病気です。

低用量ピルを服用することで、血栓症のリスクが増大することが明らかとなっています。健康な方であれば基本的に過度な心配は必要ありません。

しかし、低用量ピルの服用中は健康で低用量ピルを飲んでいない人と比較すると3.25~4.0倍血栓症のリスクが高まります。このため、定期的な血液検査などの経過観察をし適切な予防をすることが大切です。

基礎疾患のある方や喫煙者は特に注意が必要です。血栓症の発症には生活習慣も大きく関わっています。日頃から睡眠や食事、運動に気を遣うように心掛けましょう。

血栓症になるとどうなるのか

低用量ピルの副作用で血栓症になる可能性がありますが、血栓症は生死を左右することもある重大な病気で、早急に適切な処置を行う必要があります。

血栓症かもしれない症状

ピルを服用中、下のような症状があった場合には医療機関に相談しましょう。

  • 手足のまひやしびれ
  • しゃべりにくい
  • 胸の痛み
  • 呼吸困難
  • 片方の足の急激な痛みや腫れ

出所:重篤副作用疾患別対応マニュアル血栓症(血栓塞栓症、塞栓症、梗塞) |厚生労働省

ピルと血栓症に関して詳しくは、「ピルの服用による血栓症のリスクとは?~予防方法から初期症状まで~」の記事をご覧ください。

低用量ピルを服用できない人とは

低用量ピルは健康な人であれば副作用はあまり心配ありませんが、一部の方は低用量ピルを服用できない場合もあります。

例えば血栓症のある方や喫煙者、基礎疾患のある方は低用量ピルを服用できません。

基礎疾患は具体的に高血圧や脂質代謝異常、心疾患などが挙げられます。

いずれの場合でも個人の身体の状態をみて医師が判断することになります。

低用量ピルと乳がんの関係

低用量ピルの継続服用により、わずかながら乳がんのリスクが高まることが海外研究でわかっています。しかし、ピルによって高まった乳がんの発症リスクは服用を停止してから5年から10年で消失します。

ピルと乳がんの関係性に関して詳しくは「ピルと乳がんについて、服用期間とそのリスクを解説!」をお読みください。

低用量ピルとタバコの組み合わせは危険

喫煙者は低用量ピルの服用に注意が必要です。

低用量ピルとタバコの組み合わせは血栓症のリスクを増大させる要因となります。

喫煙者が低用量ピルの服用を希望する場合は、医師に相談しましょう。

タバコの本数が多い方は低用量ピルの服用が出来ない場合もあります。

まとめ

いかがでしたか?

低用量ピルの副作用にはどんなものがあるか、医療機関の受診が推奨される症状はどんなものかご理解頂けましたか?

もしかしたら副作用が気になって、低用量ピルを飲む行為自体に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

低用量ピルを初めて服用する場合だとなおさらですよね。

低用量ピルの正しい知識を身に付けることによって過剰に心配しなくてすむようになりますし、注意が必要な症状を知っておくといざという時に適切に対処することができます。

参考文献:

低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)|公益社団法人 日本産科婦人科学会

重篤副作用疾患別対応マニュアル血栓症(血栓塞栓症、塞栓症、梗塞) |厚生労働省 

トリキュラー錠21/トリキュラー錠28|独立行政法人医薬品医療機器総合機構

Hormonal contraception and risk of cancer |D. Cibula et al. Human Reproduction Update

 

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